蓄膿症とは、慢性的な「副鼻腔炎」のこと。まず副鼻腔炎から説明しましょう。
鼻腔とは鼻の穴のこと。その鼻腔の奥に、「副鼻腔」と呼ばれる部分があります。
具体的に言うと、鼻の穴の両脇、目と目の間、額、鼻の奥の骨に囲まれた空間が副鼻腔。
この副鼻腔が炎症を起こすことを副鼻腔炎と呼ぶのです。
副鼻腔が炎症を起こす原因はいくつかあって、どこに起因するかによって名前も変わってきます。
風邪などの鼻炎から発症する「急性副鼻腔炎」、喘息から起こる「好酸急性副鼻腔炎」、副鼻腔の奥にカビが生えて炎症を起こす「副鼻腔真菌症」。そして急性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が長引く「慢性副鼻腔炎」、これが蓄膿症です。
副鼻腔はほぼ閉じられた空間となっているので、少し炎症ができただけでもあっという間に副鼻腔全体に広がります。
また、溜まった膿が外に出づらく、薬も届きにくいので、炎症が治まりづらいのです。昔は『蓄膿症は治らない』とまことしやかに言われていたほどですが、現代ではきちんとした治療法も確立されています。
蓄膿症かな?と思ったら、怖がらずに耳鼻科に行って診てもらいましょう。
蓄膿症の予防策は、第一に風邪を引かないようにすること。風邪→急性副鼻腔炎→蓄膿症のコースに乗らないようにしましょう。風邪をひいてしまったら、確実に治すことが大切です。アレルギー性の鼻炎を持っている人は、放っておかないこと。耳鼻科に行って症状を抑える薬を処方してもらいましょう。