鼻水、鼻づまり、頭痛など、蓄膿症の症状はどれも一見地味ですが、意外と辛い物ばかり。さらに怖いのが、合併症です。
蓄膿症の合併症でもっとも有名なのは「鼻茸」。鼻のキノコなんてなんだか変な名前ですが、これはかなりやっかいです。鼻茸は鼻ポリープとも呼ばれ、鼻の中の粘膜が水ぶくれになった物。放っておくと鼻づまりが慢性化し、蓄膿症特有の鼻水が出、匂いがわからなくなったりします。鼻茸がどんどん成長すると鼻が歪んでしまったり、鼻の穴から顔を出すこともあります。ここまで鼻茸が大きくなってしまったら、手術で取り除いてしまった方がいいでしょう。
後鼻漏により炎症が喉までいたる咽頭炎、喉頭炎も比較的起こりやすい症状。これは要するに喉が痛むことです。発熱を伴う気管支炎を引き起こすこともあります。中耳炎も蓄膿症が原因となっている場合があります。
この2つはもともと、空間に膿が溜まるという同様の性質を持つ病気ですから、なんとなくわかりますよね。さらに眼窩内腫瘍、視神経炎などを引き起こして物が二重になるなどの視力障害を起こす可能性もあります。
まれにではありますが、蓄膿症は命に関わるほどの合併症を引き起こすことがあります。副鼻腔は顔の奥にぽっかりと広がっている空間なので、炎症を起こした場所によって危険な部位に病気が飛び火してしまうのです。脳腫瘍や髄膜炎の原因が蓄膿症だった、なんてこともあります。たかが蓄膿症と軽く考えず、しっかりと向き合って治療に取り組みましょう。